二眼レフが欲しいという強烈な欲求が突如沸騰することがある。今までこの症状が度々現れた。普通、この症状に対する治療としては、なんといってもRolleiflexが強力に効くのだろうが、経済的理由により断念を強いられるにつけ、Rolleicordでもよい、いやもう二眼レフならなんでもいい! という心境に到達するわけだ。で、適当な出物を見つけて買ったのがコレ。ボディはサビ、汚れ多し。レンズはきれいでシャッターも完調。試写の結果も問題はなし。あとは何台も増殖しないように注意すればOK。
ファインダーは想像していたよりは見やすくピントも合わせやすい。ボディの内面反射もちゃんと抑えられているし、フィルムの平面性もまあ問題ないようだ。リコーフレックスなどに比べるとかなりしっかりと作られたカメラといえるが、安いカメラには違いない。後継機のYashica Mat 124Gはいまだ海外では現行機らしいが、基本設計が良いのだろう。
レンズはYashikor 80/3.5。コントラストが低く渋く写る。MatのYashinonより写りが良いとの評価をよく聞く。
ボディのサビを目立たさないように撮るのはなかなか難しい...
レンズはさすがに逆光には弱く、フードが欲しくなるが、コレは専用のバヨネットなのだろうか。巻き上げは赤窓式ではなくオートストップなので安心。
軽い二眼レフはスナップに最適だ。35mmでもウエストレベルファインダーのエクサを多用しているが、ウエストレベルで撮ると猫でもあまり警戒しない。レンズシャッターなので作動音が小さいのも良い。最近は6×6の画面も好きになってきた。
露出計はZeissのIkophotoを使っている。これは針合わせ式で使いやすい。普段、露出計が付いていないカメラを使うときはほとんど勘露出だが、中判の場合は一枚撮るのに気を遣ってしまって、ちょっと露出計を目安にしている。しかしいちいち露出を計ってたのではスナップにならない。AEっていうのは本当にスナップには便利な機能だと思う。中判のメイン機はNew Mamiya 6で、これは露出計に少しクセがあるのだが、それでもほとんど絞り優先AEを使っている。そういえばLeica M7にはやっと絞り優先AEが付いたのだった。
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